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zoom RSS ちょっと真面目に、ショップ側からの自転車の話

<<   作成日時 : 2011/09/24 19:52   >>

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「ALPS」(アルプス)という自転車メーカーを知る人。
このブログを訪れてくれる方々に、どれ位いるだろうか?

先日ショップに持ち込まれたALPSは
30年近く昔の物でした。
オーナーは70歳は軽く超えた感じのおじいさん。
被っていたヘルメットは前後逆で・・・(^_^;)

「おとうさん、ヘルメット前後逆ですよ」
そっと伝えましたが・・・

フロント側でチェーンが外れやすいとの事。

他のショップで1年前にリアディレーラーを交換。
でも5段しかないリヤのギヤとフロントチェーンリング
そしてチェーンは完成車当時のままだそうで・・・(!?)

それにしてもフロントはリングとチェーンが噛み合っていません。

おじいさんの記憶違いなのか・・・・・・

どちらにせよ、チェーンの規格が不明。

正直に
「フロントのリングが完成車当時のままだとすれば
規格にあうチェーンはもう手に入らないかも・・・」

そう告げたと同時に
トルクを掛けた瞬間、チェーンが外れるとバランスを崩し
落車の危険が伴います。

「安全のために、乗らない方がいいですよ」
(心苦しい瞬間です・・・)

と伝えました。

自転車は進化しています。
それによる規格の変更と互換性も変化しています。

ほとんどメンテナンスしていないようで
カンチブレーキの引き幅もめちゃくちゃで・・・
しかもかなりの高年齢。

でも自転車に乗ることが好きな方のようで・・・

だからこそ判っていたみたいでした。
このままこの自転車に乗り続けることの無理を・・・

そんな中、私は自転車の歴史。
自転車に込める想い。
そんなものに感動してしまいました。

でもね・・・
自転車ってあくまでも「工業製品」
耐年数が存在するのです。

最近の自転車ブームで
物置きに眠っていた自転車を引っ張り出して
「再生」を望むお客さんが後を絶えないのですが
錆の浸食は目に見えない部分で進んでいたり
今回のような規格の進化など
「安全」に乗れない自転車もあります。

私たちの立場では
とにかく「安全」を最優先したいのです。
出来る限りの要望は叶えたいのですが
危険が伴えば、そこははっきりと伝えなければと思います。

自転車に乗る楽しさ=身を任せられる自転車

それを根本に私たちは自転車に関わっています。

信頼できるショップで定期的なメンテナンス。

これだけは怠らないようにしてほしいと思います。

「命」に関わることですからね!



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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
初めて会うお客さんに言いづらいかと
思いますが、「ダメなものはダメ」と
はっきり言った方が良いと思います。
“自転車は車やオートバイと同じ”という
認識を早く持つべきです。
原動力が人なだけで、基本的な構造は同じ
ですから。
ブレーキや空気圧の調整がダメであれば
接触事故や転倒に繋がってしまいます。
まずユーザーがそういう認識を持つべき。
でも日本で自転車に乗る人がそのような
認識を皆が持つのは無理に近い話。。。
はるかぜさんのように心を鬼にして、
自転車屋さんがはっきりと
「ココとココを直さないと乗れないです」
「この自転車はもう危ないから乗らない方が
いい」と言ってあげないと・・・。
中途半端な対応をすると、今度は関わった
ショップの責任にもなってしまいます。
安全も一緒に取扱っている職業ですから、
やさしくも毅然とした態度で続けて下さいね。
ユーザーがその対応を気に入らなくて、
どこか他のショップへ行ってしまっても、
それは自己責任だと思います。
残念ながら年齢には関係なく。。。
けんぞー
2011/09/24 21:01
>けんぞーさん
マジで辛い場面もあるのですが、僕らの立場の人間が「きちん」と対応しなければいけない事だと思っています。

よく、自分のショップで購入した自転車しか面倒見ないよ。といったことを耳にすると思いますが、その根底には「事故の責任」の所在をはっきりさせるという意味もあるのです。
なんでもかんでも受け入れるのって正直、ショップ側のリスクが大き過ぎるので…

実際にそんな「クレーム」は後を絶ちません。

出来る限りはしてあげたいと思うのは、自転車が好きなスタッフの心底ではあります。
だからこそ「ダメなものはダメ」とはっきり伝えたいと思っています。

乗る方には、もっと真剣に、自転車の安全と向き合ってもらいたいと願います。
はるかぜ
2011/09/24 21:33
責任というのはとっても難しい話ですね。
直す側と使う側、まして30年も前の機材を使っているのなら、最今の扇風機の例もありますし、普通の工業製品なら寿命と言うこともあるでしょう。
ダメなことはダメと言えるのも必要かと思います。

ここから先は蛇足、雑談ですが、私も35年前の3X5段変速の自転車乗ってます。当時と同じ規格のチェーン、少なくとも昨年は手に入りました。何とホームセンターの自転車パーツ売り場に何気なく置いてありました。これ見てきちんと使える人がいるのかなあと心配になったぐらいです。
以上、雑談でした。
SC15R
2011/09/24 22:30
>SC15Rさん
コメントありがとうございます(^^)
しかも貴重な情報を!
僕くらいの経験値では判断がつかない古いパーツの互換性。
時にお客さんに伝えるのが
「街にある古くからの自転車屋さん」
僕の数百倍の知識と経験があると思っています。
出来れば何ヶ月か修行に伺って、自分のスキルを上げたいくらいです。
ホームセンターで手に入ったとは驚きですが、シルキャンさんのように知識のある人だからこその発見ですね(^^)
僕ももっともっと勉強せねば!
はるかぜ
2011/09/25 21:50
知ってますよぉ。
ランドナーなんて、良かったなぁ。
はるかぜさんの気持ち、痛いほど分かります。
年代モンだし、何年も保有してたし、
なんとか乗れれば、と思うのも人の心。

でも、自転車に命を預けるわけですから、
そのような状況では、はるかぜさんの判断、
正しかったと思います。
日頃のメンテ、どれだけ大切かを、
このおじいさんを見て、再確認しました。

でも、古き良きモノ、大切にしたいですよね。
歴史あるものって、美しいですもんね。

あぁ、鉄車が欲しくなってきたぁ。
ALPS
2011/09/26 09:50
>sukeさん
さすが、ご存じでしたか!(^^)

古い鉄車はフレームを飾っておきたいくらいに美しいですよね♪
でも「乗る」となるとまた別問題が…
きちんと整備し続けて、今でも乗っている方はいっぱいいます。
保管状態が大事ですね。
残念ながら今回のパターンは「NG」と判断しました。
辛い瞬間でしたが…

僕は次の自転車として、炭車か鉄車か悩んでるところです(^_^;)
はるかぜ
2011/09/26 21:18

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