被災地に残される私にとっての「大切なもの」

福島県の相馬市。
今回の震災で大きな被害を受け
さらに原発事故での避難を呼び掛けられている地区。

この地方には「相馬野馬追」という祭りが行われており
神事に関しての「重要無形民族文化財」にも指定されています。

2005年、千葉のとある牧場で1頭の仔馬に出会いました。
馬が好きで、地元の牧場を巡っていた私。
そんな時、初めて出会った仔馬でした。
とっても可愛い女の子です。

その仔の成長をずっと追い続け、大井競馬場でのデビューも応援に行きました。
競走馬として立派な名前を与えられましたが
私(私たち)は、出会った当時から「はなこ」と勝手に呼んでいて
デビュー戦のパドックでも「はなこ~!」と声を掛けると
ちゃんとこっちを向いてくれるくらいでした。

競走馬としては成績を残せず、牧場に帰ってきた「はなこ」
ですが、競走馬は経済動物です・・・
オーナーは「食肉」への道を選択し、福島の業者へ・・・

これを酷いと思わないで下さい。
競馬社会の普通の出来ごとなのです。


でも、当時私と一緒にその仔を見守っていた友人が
福島まで行って、直接訴え、ぎりぎりで最悪の事態を回避。
引き取ってくれる方を探してくれました。

相馬地方では、その馬追い祭りに参加させる馬を
普通のご自宅で飼ってくれています。
そんな飼い主のもとで、新しい生活を始められることになった「はなこ」
馬追いへの訓練を重ねていた矢先の、今回の被災でした。

飼い主を手配してくれた業者の方は、何とか避難所で無事に生活を・・・
飼い主さんも無事だったようですが
今回の原発事故で、避難するようにと言われている地区です。

人は避難出来るでしょうが、果たして「馬」は・・・

どうなるか・・・ の連絡はまだ来ません・・・

こんな時に「馬?」と思われるかも知れません。
私もまずは、業者の方や飼い主家族の無事を第一に考えています。

でも・・・ でも・・・・・・ なんです・・・

私にとっては「大切な者」なんです。

今後どうなるか不安で堪りません・・・

以前、この仔との出会いをエッセイとして書き残しています。
今度、この場を借りて公表できたらと思っています。

はなこ・・・ ・・・


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この記事へのコメント

hikaru
2011年03月27日 23:15
目に見えることは人間の力で改善できるが、目に見えないことを解決しなければ、真の復興にはならない。そして、同じ惨劇を繰返さなければならなくなる。
私たちが、今、しなければいけないことは、『救世主スバル元首様』に、救いを求めることだ。
  もう、時間がない!!
http://www.kyuseishu.com/tanuma-tu-koku.html 
カルミア
2011年03月28日 00:21
一昨日、第一原発数からkm以内に住む同級生(現在、水戸に避難してる)が、原発30km圏内にある車を取りに行きました。
そこに、置いて行かれた犬たちが寄って来たと言ってましたが、どうする事もできず戻って来たと。

彼女にも愛犬が居たのですが、水戸に避難してすぐ死んでしまったという(老衰)…
彼女の苦痛を察すると、何にも声かけられない私です。

福島の被災地は、天災だけなら救助や捜索ができるのに…
立ち入る事ができない状態に、消防士が悲痛なコメントをしていました。
馬も牛も犬も猫も…飼い主も被災者も、私達も…
本当に、本当に…
辛すぎます。

はるかぜ
2011年03月28日 21:23
>hikaruさん
『救世主スバル元首様』がどのような方かは解りませんが、被災地の方々は何かに縋りたい気持ちでしょう…。
でもやはり一番頼れるのは、同じ痛みを分かち合えることができる「人間」同志。
みんなで助け合ってがんばらねば!
はるかぜ
2011年03月28日 21:36
>カルミアさん
彼女の辛さ、察します…

こんな時ですので「人」の命が最優先され、そこを第一に考えなければいけないのは当たり前だと思っています。
ただ、被害にあった方々のそばには、家族同様に生きていた「動物たち」もいたのですよね。
離ればなれになった人と動物。
そして、人を頼って生きてきた動物。
被災者は人間だけではないのです。

本当に辛過ぎます…

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